弥生研究所

人は誰しもが生きることの専門家である

BRM720反省会

BRM720 に参加してきましたので、反省会を兼ねて、考えたことや感じたことをまとめました。

まず簡単な、自己紹介から。 私がロードバイクに乗り始めたのは2015年からで、基本は一人でサイクリングしているロングライド志向の日曜サイクリストです。ブルベに参加し始めたのは2017年からです。ブルベは適度な緊張感を与えてくれるので、マンネリを防ぐために、年に数回程度(今年は2回目)、ブルベに参加しています。

残念ながらDNFでしたので、良かった点と悪かった点をまとめてみます。

坂が苦手

やっぱり、坂を走り慣れていないなと、圧倒的に感じました。今回のコースは、フィニッシュが鬼怒川でしたが、途中で日光の中禅寺湖を経由します。つまり、いろは坂を往復するわけです。ですが、私はいろは坂の入り口まで行って、そこで引き返しました。心が折れたと言えばそれまで。いろは坂は一方通行なので、上り始めたら引き返せないというのもハードルを感じました。また、鹿沼から日光までも、地味に坂があって、思った以上に体力と時間を取られました。

私は、東京都東部に住んでいるので、どうしても坂の経験が不足しています。いままでも、自覚はしていたのですが、坂の苦手意識を改善しないといけないと、今回は強く思いました。

雨に降られた

かつて、豪雨に降られてDNFした経験のある私ですが、今回はDNFするほどではありませんでした。ただ、鹿沼付近と、鬼怒川付近で雨に降られました。雨が降ると、坂が重く感じますね。雨自体はどうしようもないので諦めるとして、一番の問題はブレーキの利きが悪くなることです。下り坂が、かなり怖いことになります。根本的な解決方法は、キャリパーブレーキではなく、ディスクブレーキすることなんですが、換装できるものではないし、土砂降りのダウンヒルとか、みんなはどうやってこなしているんだろう。次にロードバイクを買うときはディスクブレーキを検討したいですね。

パンク対策が不十分

フィニッシュの手前、4~5km付近でパンクしました。しかも、チューブ交換して3kmほど走ったら、またパンクです。結局、最後の1kmくらいは引いて歩きましたが、引いて歩ける距離でよかったです。どちらも、気付いたら乗り心地がグニグニしているスローパンクです。パンクは滅多にしないものではありますが、いざパンクに直面すると、ちょっとした絶望感があります。原因が分かりづらいスローパンクは、チューブを変えてもまたパンクするのではないかという恐怖感すらあります。

当日は、雨が降っていたので、雨の中、濡れた地面に座り込んで修理する羽目になりました。濡れているとゴミが付きやすいので、それがパンクの再発にもつながりやすいです。また、パンク修理も頻繁にするわけではないので、手順を思い出しながら作業する一面があり、修理がもたつきました。山奥でパンクしたわけではなかったので、少し時間と手間がかかったとしても、落ち着いて作業するための乾いた場所を探すべきだったかもしれません。

一方、インフレーターを用意していたので、これは助かりました。へとへとで、雨の中、携帯ポンプで空気を入れるのは、かなり気が滅入ります。インフレーターはこれからも携行し、また携帯ポンプも良いものに買い替えようと思いました。パンク対策は、もう少し装備を厚くしても良さそうです。

宿泊先

今回は、主催者が予約するホテルに相部屋で泊まりました、初めての試みだったのですが、私はやっぱり一人のほうが良いかなと思いました。これは完全に好みの問題ですね。何か嫌な思いをしたわけではなく、私の場合は、ひとりでくつろいだほうが良かったかもしれないと思う程度です。たまに経験するくらいなら、良い刺激になると思います。ホテル自体は特に問題なしですね。

荷物は、予め宅配便で自宅から宿泊先に送り、帰りも同様に宅配便で送りました。すこしお金はかかりますが、荷物を背負わなくて良いのは、やっぱり楽です。帰りは東武特急のリバティで輪行です。リバティはデッキが広めでロードバイクを置くスペースには困らないだろうと思っていたのですが、下今市駅までは特急券を持っていない一般乗客もデッキの方に乗っているため、置き場所にちょっと困りました。下今市駅からは全席指定席になるので、置き場所に困ることはなさそうです。

ただ、そもそも、ロードバイクが入った輪行袋を担いで歩くのがつらいです。乗換で数百メートル歩くだけでもうんざりします。走る前ならともかく、長距離を走った後の疲れた体だと辛いです。今までにも何回か輪行したことはありますが、毎回思うのは輪行自体はまったく楽しくないことです。輪行は非常用として割り切って、計画には盛り込みたくないなと思いました。しまなみ海道とかは一度走ってみたいけど。

走行のペースや補給には問題なし

エネルギーが不足すると、単純に体がきつくなります。水分やミネラルが不足すると足がつります。過去の経験上、走っていて辛いときは、たいてい補給に失敗しているときでした。このあたりは、今回はミスはありませんでした。ただ、ハンガーノックを恐れて補給を多めにすると、太りますからね。太るのは嫌だけど、ハンガーノックは怖い。必要十分なカロリーだけを補給できるようになりたいですね。

ちなみに、ペース的にはかなり順調でした。休憩回数も比較的少なく済みました。去年の7月は、ものすごい暑さだったので、それに比べればずいぶん走りやすかったです。正直なところ、いろは坂を上っていれば完走する余裕があるペースだっただけに、DNFは悔しい決断でもありました。

まとめ

一番の課題は、やっぱり坂の経験値が足りないことですね。坂の経験値というか、単純に量が足りないというか。ようするに坂を走り慣れていない。坂を走り慣れていないから、坂に対するメンタルが不安定。基礎体力や技術的な課題もあると思うけど、単純に坂を上る経験の絶対値が足りていない印象をひしひしと感じました。

しかし、東京都東部に住んでいると、近場には練習になるような坂がない。これが一番の問題かもしれません。自走できる範囲に、ある程度の規模の坂がないものか。

こんな感じで、大した基礎体力もなく、経験もなく、まったりのんびりと走っていますが、やっぱりロードバイクで走るのは気持ちいいです。

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通過チェックの道の駅さかい

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日光市神橋(しんきょう)の交差点

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いろは坂入り口