node.js は Javascript の実行環境です。Javascript といえば、一昔前まではブラウザ上で動作するものでしたが、node.js の出現によってブラウザ以外の(例えばサーバサイド)環境で Javascript を実行できるようになりました。いまや、フロントエンドの開発では node.js は必須になりつつあります。
インストール
node.js のインストールは単純です。
node.js の公式サイトからインストーラをダウンロードし、インストーラに従ってインストールするだけです。
インストール時に注意すべきことはありません。Windows 環境でも問題ありません。
(ところで、昔は、インストール先のパスに半角スペースが含まれていたりすると実行時にエラーになるソフトウェアがあったものです。Windows のデフォルトのインストール先が「Program Files」であるにも関わらず!)
node.js は、割とアップデートが頻繁です。いちいち最新のバージョンをインストールするのが面倒だという場合は、node.js のバージョンを管理するツール(Nodist など)を使うと、比較的簡単にアップデートに対応できるようです。
インストールが完了したら、以下のコマンドを実行して、バージョンを確認してみましょう。
node --version
v8.11.3 のようにバージョンが表示されればOKです。
node.js 入門
恒例の hello world を表示してみましょう。
まず、npm のプロジェクトを作成します。プロジェクトのルートとなる任意のディレクトリを作成して、そのディレクトリの中で以下のコマンドを実行します。
npm init
npm は node.js のパッケージ管理ツールで、プログラムに必要なライブラリなどを管理します。同時に、npm init で作成するプロジェクト自体も、ひとつのパッケージ(ライブラリ、モジュール)とみなすことができます。
npm init によって、パッケージの設定を対話形式で入力することになりますが、ひとまずデフォルトの設定でも構いません。これらの設定は後でいくらでも変更できます。
npm init によって作成されるのは、package.json ファイルのみです。
次に、package.json ファイルと同じディレクトリの中に、index.js ファイルを作成します。index.js ファイルの中は、以下の通りにしましょう。
console.log('hello world');
さて、index.js を実行するには、以下のコマンドを実行します。
node ./index.js
hello world と表示されたでしょうか。
node.js では、node <実行したいファイルのパス>
で、特定の Javascript ファイルを実行することができます。
実のところ、node.js 環境で Javascript を実行するには、必ずしも npm init をする必要はありません。ただし、フレームワークなどの依存するパッケージを使用するには、どのみち必要になるので、あえて手順の中に入れました。
以上です。