しばらく使わないとすぐ忘れる人(→私)のための備忘録です。
目的
閉じた LAN 環境の中でサーバーとして機能させる最小限の設定。 Internet 環境には出さないのでセキュリティも最小限であることに注意。
インストール
正確にはインストールされているイメージをコピーするので、 インストールではない。
Raspbian をダウンロード
イメージには二種類ある。
- Raspbian Stretch with desktop
- Raspbian Stretch Lite
desktop は GUI 環境を伴ったもので、Lite は CUI 環境の最小限構成。
実際、容量は結構違う。
以下、手順は Raspbian Stretch Lite 版で説明を進める。
なお、Stretch
は Raspbian がベースとしている Debian のバージョンになる。
SD カードにイメージを書き込む
Windows なら Win32 Disk Imager などを使用して SD カードにイメージを書き込む。
Mac 環境なら dd コマンドで書き込む。
書き込んだら、
SSH を有効にするため、boot
ディレクトリに ssh
という名前のファイルを作成する。
このファイルの中身は空で構わない。
Raspberry Pi を起動
外部機器は後から認識してくれない。 電源を入れる前にディスプレイ、キーボード、スピーカーなどの必要な機器を接続する。
初期設定
各ユーザーのパスワードを変更
それぞれ初期パスワードは以下の通り
ユーザー | パスワード |
---|---|
pi | raspberry |
root | 設定なし |
pi@raspberrypi:~ $ sudo passwd Enter new UNIX password: Retype new UNIX password: passwd: password updated successfully
pi@raspberrypi:~ $ sudo passwd root Enter new UNIX password: Retype new UNIX password: passwd: password updated successfully
タイムゾーンを変更する
初期状態は UTC なので、必要に応じて日本時間に変更する。
pi@raspberrypi:~ $ date Mon 13 Aug 05:32:24 UTC 2018
pi@raspberrypi:~ $ sudo raspi-config
設定画面が表示されるので、
4 Localisation Options > I2 Change Timezone > Asia > Tokyo
を選択する。
Current default time zone: 'Asia/Tokyo' Local time is now: Mon Aug 13 14:42:08 JST 2018. Universal Time is now: Mon Aug 13 05:42:08 UTC 2018.
以上です。