育成の背景と目的
主に、フレンドダブルと、縛鎖の闘技場で、アタッカーとしての役割を担うのが目的です。以前、紹介したニノの赤魔法バージョンになります。
紹介
例のごとく10凸。
選定理由
- 低レアであること(☆5限定や、聖杯配布ではないこと)
- アタッカーの素質を持っていること
低レアの歩行、赤魔では、リリーナ、ソフィーヤ、マーク、サーリャ、レイ、ヘンリーの6人がいます。この中で特に攻撃的なのがリリーナと、サーリャです。リリーナの特徴は素で37という高い攻撃で、サーリャの特徴は素で34という高い速さです。アタッカーとして手軽に育成するのであれば、このどちらかが候補にあがります。
リリーナ
HP | 攻撃 | 速さ | 守備 | 魔防 | 総合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
☆5 Lv.40 基準値 | 35△ | 37 | 25△ | 19 | 31 | 147 |
△:得意
フォルブレイズ
- 威力:14
- ターン開始時、敵軍内で最も魔防が高い敵の魔防-7(敵の次回行動終了まで)
- 自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6
微妙に魔防が高いのが特徴ですが、武器の効果の「鬼神の一撃」と噛み合わず、若干ミスマッチになるのが残念です。受けとしてビルドすることは無いので、高めの魔防は無駄になりがちです。いざという時に、ある程度の耐久力はあると考えることにしましょう。
悩むのは個体値に、攻撃↑と速さ↑のどちらを選ぶかというところでしょう。速さ↑を選ぶ理由は、速さを得意としているので上がり幅が大きいことと、どのみちブレードほどの破壊力は無いので、一発の威力を高めるよりは、追撃の可能性を広げたほうが使い勝手が良いという点です。相手の追撃の可能性を狭められるので、いざという時の耐久力にも寄与します。ただし、リリーナ自身の元々の速さは高くないので、いっそのこと捨ててしまって、一発の威力に賭ける考え方もあります。その場合は、攻撃↑を選択することになります。
どちらが正解ということではなく、最適な個体値はプレイスタイルや運用目的によるでしょう。
攻撃の理想値は、37 + 14 + 7 + 6 = 64 になります。これがバフなしで単独で出せるのですから、使い勝手は良いはずです。
サーリャ
HP | 攻撃 | 速さ | 守備 | 魔防 | 総合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
☆5 Lv.40 基準値 | 39 | 32 | 34 | 23 | 20 | 148 |
得意なし
サーリャの禁呪
- 威力:14
- 自分が受けてる強化の合計値を攻撃に加算
- 周囲2マスの敵は、戦闘中、攻撃、速さ-4
まず、ブレード系の効果が単純に強力です。ニノと違って、武器効果に自己バフはありませんが、何らかのバフを貰えば攻撃に不足を感じることは無いでしょう。ただし、最近は凪を代表とする、バフを無効化するスキルが浸透しています。凪スキル持ちには思うようにダメージが乗らない可能性があります。
攻撃の理想値は、32 + 14 + 4 = 50 になります。これにバフによるブレード効果が乗ることが前提になります。
サーリャの面白いところは FEH で初めて実装された紋章系のデバフを持っていることです。この恩恵はサーリャ自身だけでなく、周囲の味方にも影響を与えます。
単独で高い攻撃能力を持っているリリーナと、味方からの支援を前提とし味方も支援できるサーリャ、というのがそれぞれの特徴となります。
今回はリリーナを選択しました。ブレードはブレードの申し子ともいえるニノを既に育成済みなので、違った毛色が欲しくなりました。
スキル
- フォルブレイズ(特殊錬成)
- 守備の応援
- 月虹
- 獅子奮迅3
- 攻め立て3
- 魔防の威嚇3
獅子奮迅と攻め立ては、アタッカーの定番構成です。
スキルは一考の余地がありそうです。私の場合、速さ↑を選んで10凸していますが、それでもなお、速さの低さに不満を抱きます。この場合は、飛燕の一撃で Aスキルと聖印枠を埋めて、速さを徹底的に上げたほうが使いやすいのではないかと考えています。また、Cスキルの魔防の威嚇はほとんど意味をなしていません。相互鼓舞や波が欲しいと思うところです。高めの魔防を活かして、謀策というのもアリです。
評価
決して弱くはないし、強くて、使い勝手も良いです。ですが、どうしても比較してしまうと、ニノには劣ります。というよりも自己バフでブレードを使えるニノの使い勝手が良すぎるとも言えます。ニノの場合はブレードを無効化されても、持ち前の速さでごり押ししてしまうこともあります。リリーナの場合は、環境に左右されない自立した高い攻撃能力があるとはいえ、やはり追撃をとれない速さの低さに不満が集まりがちです。この点では、個体値に攻撃↑を選んで、攻撃に特化したスキル構成にするのは一理あります。あるいは、私のように速さ↑を選択している場合は、飛燕の一撃などで徹底的に速さを補強したほうが良いかもしれません。
一方で、改めて考えるとサーリャの期待値もかなり高いです。武器効果のデバフはサーリャ自身に必ず効果があることを考えれば、その速さはニノよりも高くなります。10凸前提なら、かなり多くの敵に追撃を取れます。
私の場合は、霧亜が既に兵舎にいるので、赤魔・歩行の活躍の機会が奪われがちというのもあります。誰を育成するにしても、自分の兵舎をよく見て競合のいないキャラを育成することをおススメします。